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〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2019
比嘉プロに負けん! 永野竜太郎が2日目を終えて通算5アンダー
「自分の飛距離は少なからず武器になっていると思うが、大きいグリーンはアンジュレーションがきつく、固く速いのでグリーン周りの勝負と思っている」。攻守ともに合わせて絶好の位置につけた。
熊本県出身だが、高校はここ茨城県の名門、水戸市の「水城」。
トップジュニアとして活躍したこの地は第二の故郷でもある。
ゴルフ部は残念ながら3年前に廃部となったが、地元ファンには馴染みが深く「今も『水城、頑張れ!』と、声をかけてもらえる」。
ここに会場が移ってきた昨年も利用した、穴場の近隣宿を今年も予約。
こじんまりとした温泉宿は居心地がよい上に「コンビニに寄っても車で15分。それが一番」と、この日は早朝6時50分のトップスタートでも、ギリギリまで寝ていられるなど、地の利を生かしている。
3年前に、熊本が大地震に見舞われた際には故郷愛を胸に、同郷の重永亜斗夢らとたびたびV争いを繰り広げて初優勝も間近に思われたが、昨季は賞金ランク84位。
6年守ったシード権は失ったが、「そこは気にしていない」。
昨12月のファイナルQTランク9位で出場権は維持して臨む今季、「シードを気にしながらやっても、ゴルフが小さくなるだけ」と、胸のすく豪打は変わらずだ。
このオフは、クラブ契約先ピン本社への来訪と絡めて、20日間ほど米滞在。
合間に米ツアー2戦を観戦してモチベーションを高めたり、同じ契約仲間の選手とキャンプも張った。
いま開催中の女子メジャー「全米女子オープン」で、初日首位の比嘉真美子プロは、高柳直人と大出瑞月(おおいでみづき)プロらも交えてチーム戦で争ったり、合宿時に親交を深めた仲間。
「彼女は気持ちも強いし、なよなよしてない。このまま勝ちそうじゃないですか?」。
こちらも負けじと最長コースを強気に攻めたい。