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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
まぶしい時のトム・クルーズ! 小野田享也が「66」
プロ7年目の小野田享也(おのだ・たかや)が第3ラウンドを、「66」で回った。
「昨日は、土砂降りの雨の中でやって。今日はコースが簡単に感じた」と、宍戸で初の60台を出した。
日没順延の第2ラウンドでは2ホールを残した。
早朝6時10分から再びコースに戻ったこの日は早朝4時起きでも、「天候が回復した中で、やれたのはよかった」。
17、18番を、パーでしのいで通算3オーバーの31位で予選通過を果たすと、6バーディ(1ボギー)で上昇。
「ショットが曲がらず、チャンスについたホールはだいたい入ってくれた」。
再び上りのピンチもしのいだ。
池の手前に刻んだ17番パー4では2.5メートルをしのぎ、18番ではバンカーから寄せきれずに6メートルも残したが、渾身のパーセーブ。
通算2アンダーで堪えて「なんとか、最終日につながった」。
一昨年大会を制した堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)の1年先輩。
日大3年時の12年に「中部オープン」で、大会史上初のアマチュア優勝の快挙を果たして14年にプロ転向したが、初シードはまだ。
「明日は、シード権に向けて頑張りたい」と、意気込む。
3年前に結婚し、1歳半になる愛娘にデレデレ中。
プロ仲間や関係者には、「まぶしい時のトム・クルーズに似ている」と、よく言われるそうだ。
最終日がまた雨の予報は残念だが、生中継の公共放送で、ハリウッド映画みたいなドラマを見せよう。