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8月の「RIZAP KBCオーガスタ」の開催断念 / 比嘉一貴がコメント

比嘉一貴(ひがかずき)がプロ3年目の昨年、ツアー初優勝を達成した8月の「RIZAP KBCオーガスタ」は毎日、選手たちがリクエストした”勝ちウタ”がスタートホールで流れる。

昨年覇者の選曲は、地元沖縄出身の成底ゆう子さんが歌う『ダイナミック琉球』。
美しい、しまんちゅの海を思わせる雄大なメロディに地元愛を乗せて、99年のJGTO発足後としては、もっとも小さな身長158センチをむしろバネに「やればできる」と示してみせた。

今年は、連覇がかかっていた同大会では毎年、”芥屋(けや)の夏フェス”と銘打ち、会場では常にどこかから心浮き立つ音楽が聞こえ、開催週の土曜日には18番グリーンで、地元福岡・博多のアイドルグループ「HKT48」のみなさんのミニコンサートや、プロによるアプローチ合戦など工夫を凝らしたイベントが多数、行われる。

『プレー中はお静かに』が大原則のゴルフで、今まで見たこともなかった楽しい仕掛けの数々が施されて「僕ら選手も、楽しみにしている大会のひとつです」と、比嘉。

しかし新型コロナウィルスの影響で、今年は開催を断念されることが決まった。
決定に際し、昨年覇者がコメントを寄せましたので、ここに紹介いたします。

ディフェンディングチャンピオン・比嘉一貴のコメント
「昨年、ツアー初優勝を挙げた『RIZAP KBCオーガスタ』にディフェンディングチャンピオンとして出場することを楽しみにしておりましたので、大会の中止はとても残念です。
緊急事態宣言は解除されましたが、今も新型コロナウィルスは収束しておらず、応援して下さるギャラリーの皆様、ボランティアの皆様、関係者の皆様の健康と安全を第一に考え、主催の九州朝日放送様はじめ、大会関係者の皆様におかれましては、大会の開催、中止のご判断には、様々なご苦労があったことと思います。心より感謝申し上げます。
『RIZAP KBCオーガスタ』では、スタート時に僕ら選手がリクエストした曲を流していただいたり、主催者や関係者の皆様が、今までに見たこともなかったトーナメント作りにご尽力されている様子がとても感じられて、僕ら選手も楽しみにしている大会のひとつです。
来年こそ再び会場の芥屋(けや)ゴルフ倶楽部でファンの皆様と、笑顔でお会いできますことを楽しみにしております。
どうか皆様もお体に気を付けてお過ごしください。
一日も早くゴルフファンの皆様にお会いできることを願っております」

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