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熊本出身・永野竜太郎は「もうこれ以上…」
「離陸も危ぶまれるほどの雨でした」と、永野竜太郎。
予定通りに昼前には無事、開催コースの取手国際ゴルフ倶楽部に到着して、PCR検査を受けることはできたが、久しぶりに迎える実戦は、再び故郷を気にしながらの戦いとなる。
4日に九州地方を襲った記録的豪雨は、特に熊本県南部に、大きな被害をもたらした。
自宅のある熊本市内から、1時間ほど行ったところの人吉市にある「日本一うまい」と、永野もひいきにしていたうなぎ店も、今回の被害で水没してしまったと聞いてショックを受けた。
「本当に、なんで熊本がまた……」。
大地震に襲われたのは、2016年の国内開幕戦初日。
当時は、故郷のためにと健闘を誓ってV争いを繰り広げたが、今度はこのコロナ禍での豪雨災害である。
被害はその後、九州の全域に広がっており、「最近は、どこで何が起きてもおかしくないほど天災が多くて…。もう本当にこれ以上、ひどいことにならないで欲しいです」。
9日開幕の「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」は永野にとっては、特に地元の無事を祈りながらの2日間となりそうだ。