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セルフプレー用の電動アシストカートが到着(7日)
7日火曜日の夜には検査結果が出る。陰性の選手に、8日の練習ラウンドが許可される。
判定を待つ間、会場の取手国際ゴルフ倶楽部では、withコロナ対策が着々と行われていた。
朝9時に、大型配送トラック3台で、選手用の電動歩行型アシストカートが到着。
本大会では感染防止の観点からキャディはつかない。自分でバッグを担いで歩くのも可能で、選手たちは好みのスタイルを選べることになっている。
万が一不具合が出た場合の予備も含めて99台分。
コースのスタッフさんにも手伝って頂いて、総勢10数人で組み立てていく。
備品を入れるカゴを結束バンドで取り付け、オプションの傘立てもセット。1台につき所要時間は10分ほど。
最後に消毒液で1台1台除菌して、約4時間ほどで全99台が完成した。
使用するのは総販売元「三笠株式会社(本社:大阪府)」の電動アシストカート「MOTOCADDY(モトキャディ)」。
今回、同事業のレンタル先である有限会社グリーン・フィールドの服部昌樹・代表取締役社長によると、今回の出場選手の中には、試合でいち早く導入した池田勇太をはじめ、10人ほどは、すでに使用経験があるそうだが、それでもほとんどが”初心者”。
カートの使用を希望しながら、操作方法には不安を覚えるという選手の声もあるが「操作はボタン一つですからとても簡単です。使用を希望する選手のみなさんには明日(8日練習日)、私がマンツーマンで指導させていただきますのでご安心を!」と、服部さん。
1台約17万円とけっして安くはないが、このたびのコロナ禍で、ソーシャルディスタンスなど、ゴルフでも新様式を意識した「おひとり様ゴルフ」に関心が集まっており、導入を希望するゴルフ場ほか、個人からの問い合わせも増えているという。
今こそプロゴルファーたちが、感染の不安がない低リスクなゴルフの楽しみ方を大会を通じて率先して示すことで、コロナ禍のプレーをあきらめたり、控えていた人たちを、再びゴルフ場に呼び戻すことができるかもしれない。
若い選手なら、学生気分に戻ったセルフバッグのプロスタイルもまた新鮮。
楽しみ方は十人十色。
選手一丸で、ニューノーマルのゴルフを提案していこう〜!