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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2004
丸山大輔は後輩の活躍に発奮、3位タイ
丸山大輔は後輩の活躍に発奮、3位タイ
前半ホールで伸びやんでいた丸山は、ふいにリーダーボードに飛び出してきたこの名前に、目を疑った。
「龍一・・・!!どうしちゃったの?!」。
フロントナインで4アンダーをマークしてした小田龍一には、前日の練習日にパッティングの秘訣を教 えたばかりだ。しかしそれでも、かなり悩んでいた様子だったから、いきなりそんな上位に来るなんて 、まさか思ってもみなかった。
「ずっと予選落ちだったし、あんなに悩んでいたのに。この難しい大洗でいきなりアレですからねえ・・・!!」。68で回って、3位タイフィニッシュの小田に、思わず呆然だ。
この後輩の活躍に、先輩が燃えないわけがない。難しいインスタートで、4つバーディを奪って、4アン ダーで迎えた18番。
松の木に当てたティショットは、わずか60ヤードしか飛ばず、ダブルボギーも覚悟したが、そこから第 3打でどうにかピン手前6メートルに乗せたパーパット。ど真ん中から沈めて「スーパーパー」に、思わ ず、苦笑い。
「小田に並んで終われて、よかった・・・」。4アンダー3位タイで、小田とともに上位争いに加わった。
コースレート74.4のここ大洗ゴルフ倶楽部に対し、苦手意識を口にする選手が多い中で丸山は、「けっ こう好き」と行ってはばからない。
「狙いどころを決めて、ラインさえだして行ければいいスコアが出せる気がする。僕のゴルフと、合ってると思うんですよ」。
相性の良いコースで、待ちに待った初優勝を狙っていく。