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大槻智春プレゼンツ「教えて!谷口さん」
大槻「谷口さん、今年も宮崎合宿でお世話になりました! 今日もよろしくお願いします」
谷口「は〜い、大槻く〜ん。むしろ、いつも俺が大槻くんに教えてって頼んでいるのに。今日はまた何を聞きたいの」
大槻「試合もなかなか始められなくて、大変ですけどまずは谷口さんの近況について。おうちでどうしてますか?」
谷口「映画を見ていることが多いかな。WOWOWのオンデマンドでシリーズもののドラマを見たり…。それも、そろそろ見尽くした頃だけどね」
大槻「谷口さんところはお嬢さんがお2人で。男一人で肩身が狭いって、いつも仰ってますけど、ずっとおうちにいる今はどうですか? 家族サービスはされてます?」」
谷口「おのおの、部屋にこもって出てこないです(笑)。声もかけない。『ゴハン』って、呼ばれる時くらい。娘たちも成長したしね。お互いに好きなことをしているのが、一番平和です(笑)」
大槻「では、上手くいってるんですね?」
谷口「”ステイホーム”の”ステイルーム”をしているから上手くいってるんだと思います(笑)」
大槻「それなら安心しました(笑)。今回は(小平)智からも伝言を言付かってきました」
谷口「小平くんからの質問は有料です。”美保バンキング”からの支払いをお願いします」
大槻「必ず必ず伝えます(笑)。智からの質問は『50歳を超えても、谷口さんはなぜそこまでモチベーションを保ち続けられるのか』」
谷口「小平くんが、いつも先輩をバカにするから。見せてあげないと、と思って頑張るんです(笑)」
大槻「智は谷口さんのことがすごく好きだからですよ!」
谷口「………知ってる(n*´ω`*n)」
大槻「(笑笑笑)谷口さんは、僕らへの負けん気もすごいですよね」
谷口「みんなまじかーって思うくらいよく飛ぶ。羨ましいくらい。一緒に回ったら、1個前のティで回らせてもらえないかな、とか。やっぱりもうレギュラーやめようかな…って、思ってしまうこともあるけど、いつも負けているやつと、10回勝負して1回でも飛距離で勝てた時には嬉しいじゃない? アマチュアが、バーディ1個獲れた時みたいな感覚。合宿でも、大槻くんにたまに勝てたりするとルンルンですよ」
大槻「自分たちが50歳を超えた時にその気持ちを持てるかどうか…」
谷口「俺だって20代、30代の頃は自分でここまで出来ると思ってない。いつどうなるかわからないから1年1年、1試合1試合、毎日毎日の積み重ねでいつの間にか今がある。誰一人として10年後、どうなっているか分からないし、今から先のことを考えているようじゃ逆にダメじゃないかな。ただ目先目先、目の前のことを1個1個…だね」
大槻「谷口さんから聞くと重みがあります」
谷口「俺なんか、全然たいしたことない。それを言うなら上田桃子のほうが凄いよ。合宿でたまに会うけど、練習もトレーニングも、栄養管理とかも。俺にはあれこそ真似できない。あれをしろと言われたら、自分は多分やめると思う。そう考えたら自己管理も人それぞれ。スイングもそうだけど、自分に合う、合わないもある。進化する過程って、これでいいっていうのはないと思うけど、その中で失敗したり、いろいろ試して自分に合うものを見つけていくことが大事なんと違うかな」
大槻「今、何か取り組んでいることはありますか?」
谷口「今は…だらけてるね(笑)。緊張感がない。いつ始まるかが分からないと、ストレッチやっても身にならない気がしてしまう。家にいて、規則正しい生活のおかげで、今までで一番体重は落ちたけど”やる気なしオーラ”しか出てこない。先が見えないから何に向かってやればいいかも分からない。今はオフよりたちが悪いね。この状況でも一生懸命に取り組めている人こそ俺は尊敬します」
大槻「確かに、この状況で気持ちを保つのは難しいですよね。早く始まって欲しいですね」
谷口「大槻くんはまだ30歳? まだまだ若い。僕なんか1歳、1年が大きいからこの状況は、余計にきつい。それでも大槻くんたちに負けないようにと思うから大変なんです。僕こそ大槻くんに聞きたいことがあります。なんで、そんなに飛んで曲がらないように打てるの? 教えて、大槻くん………!」
【大槻後記】
「試合中の谷口さんはピリッとしてちょっと怖い印象ですが、普段はとても優しくてお茶目な人です。コブクロさんのライブに通うのが生きがいで、最大のモチベーションでもありますが、今はそれもできませんからそこが一番辛いのでは…。
今年は、2月からようやくスマホにされました。今年も宮崎合宿に呼んでいただいたお礼に、ラインの「徹スタンプ」をプレゼントしたのですが、活用してくれているのかなあ…?
『関西オープン』の開催週に昨年覇者の僕、大槻智春が大好きな仲間や先輩に体当たりで素顔や魅力を探っていくコーナー。
いよいよ大会最終日にあたる5月24日は、谷口さんからの”逆質問”に僕がお答えすることにしました。最終回も、ぜひお付き合いください!」
19年関西オープンハイライト