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長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2019
遼さんとの対決が楽しみ。堀川未来夢はノンプレッシャーのV争い
今年6月の日本ゴルフツアー選手権で初Vを5年シードのメジャーで飾った堀川が、石川との初の最終日最終組で、今季2勝目を競う。
3日目の第3ラウンドは、秋吉と星野に挟まれ伸ばしあい。鍛えに鍛えた胸筋も、飛ばし屋の2人に比べれば今週3日目までのドライビングディスタンスも平均262.67ヤード(61位)と飛ばない部類。
その分、今週組んだ敏腕の清水重憲キャディとコース攻略に徹してボギーなし。
今年からワンオンチャレンジホールとなった17番パー4(282ヤード)でも、果敢に1Wを握る2人を横目に5Iで刻んだ。残り110ヤードを残してウェッジで2メートルのバーディチャンスを作った。
安定の65で、逃げる石川を猛然と追いかけた。
「遼さんは、小学時代から有名人」。
ジュニア時代も遠征中の宿から走ってコース入りするなど、そのころから石川のストイックさは際立っていたという。
「ひとつ上の遼さんは、みんなの目標でした」。
史上最年少の15歳でプロの試合に勝ち、あれよと上り詰めていった石川。
かたや日大に進学し、ゴルフ部での4年間をまっとうした堀川はプロとしてのキャリアはまだ浅く、「優勝争いができるようになったのもようやく最近。今までは遼さんと戦う機会なんかもほとんどなく、明日一緒に回れるのはすごくうれしい」。
今季は初優勝を契機に、全米と全英オープンでメジャー舞台も経験し、先月末には世界ゴルフ選手権「フェデックス・セントジュード招待」にも挑戦した。
急成長の真っただ中で迎える最終日最終組。石川との直接対決にこぎつけ、わくわくしている。
7週ぶりに再開した男子ゴルフで、2試合連続優勝に挑む石川。
「遼さんは、勝たなきゃいけない選手。期待もされていると思うし、きっとすごく重荷があると思うが僕はまだ、やっとここに出てきたばっかりだから。そういうのは特にない。明日は、キャディさんと楽しく回る」。
この日3日目には、追われる立場への重圧をこぼした石川に対して
いつも笑顔の戦士は「もとからあんまり緊張しないんです。追いかける立場も楽しんでやろうと思います」。
ノンプレッシャーが吉と出るか。