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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2019

誕生日に予選落ちって…。木下裕太は「心が折れた」

チビゆーたは苦笑いの誕生日…。
大会2日目の10日金曜日は33歳の誕生日。
スタートで思いがけず、祝ってもらえた。
選手紹介の呼び出しはまず「地元千葉県出身の…」と、これだけでも十分、プレッシャーだがさらに「この日がお誕生日の…」と続けば、もう…。
「恥ずかしいというか、頑張らなくちゃというか。それが空回りしました」。
3オーバーの″圏外″から出たこの日はただでさえ、巻き返しが必要な2日目にもまた、目も当てられない「78」に「心が折れた」。

前日より風がやんだといっても固くて速いグリーンは、「フェアウェイから打っても止まらない。相当調子がよくて、戦略立てないと、すぐこのコースは打っちゃう」。
そこに「誕生日なんだから」という余分な気負いが加わり通算10オーバーで撃沈。

「本来僕はこういうコースは嫌いじゃない。頑張りたかっただけに、悔しいですね」。
共に肩を落としたかたわらのハウスキャディさんに、しょんぼり言った。
「思い返せば去年の誕生日もこんな感じでしたよ」。
初日が誕生日と当たった昨年の日本プロは、当日の大たたきでやはり予選落ちと、2年続けてツイてない。

苦節22年目の昨年、マイナビABCチャンピオンシップで、プレーオフの末に悲願のツアー初優勝を飾った。
「今年はさらに良い結果を、とオフに意気込みすぎた」。
今季開幕戦からいまひとつふるわず、「今年もまた普段どおり、徐々に調子を上げていこう」と、誕生日の予選通過で改めて反省だ。
「こういうプレッシャーも、力に変えらえる選手にならなければいけない」と、新33歳の誓い。
コースから、自宅まで車でわずか40分。
せっかく家からすぐそばの大会で、週末を過ごせないのは寂しい。
「今日は飯食って…プラプラします」。
次は2週後の関西オープンまでに、戦略の立てなおしだ。

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