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松山英樹「ここに立てるか不安だった」目標はコロナ復帰後の金メダル(東京2020)7月27日
2日後に開幕を控えた27日、松山英樹と星野陸也が公式会見に出席。
母国開催への思いや、大会にかける思いを語った。
特に、松山には新型コロナウィルスの感染で、一時離脱してからの復帰戦となる。
「3週前にコロナにかかってから、ここに立てるのか不安があった」と打ち明けた。
「10日間くらい陽性が出続けました。かかった時の数字がひどかったようなので、10日目に陰性が出たときは嬉しかったですし、ゴルフができるという喜びを凄く感じた」と語り、「日本でやるオリンピックにプレーヤーとして出られるというのは最初で最後。その中で選ばれてプレーできることは凄い嬉しいですし、ここに来られてよかった」と、安堵する。
自宅療養を続けて、本格的に練習を再開できたのは先週、日本に帰国してから。
25日には、本戦に向けて初ラウンドも開始。
26日には回復後、初めて18ホールを歩いて回れた。
「思ったよりはできましたけど、試合で使う集中力や体力の減りは、まだ想像できない。そこは気持ちでカバーできたら」と、話す。
「調整は遅れていますけど今日、明日でしっかり準備して、いい成績を残したい」と、意気込む。
4月のマスターズで日本に初のメジャータイトルをもたらした。
舞台となる霞ヶ関カントリークラブ(埼玉県川越市)は、今の松山自身を作った原点と言ってもいい。
「11年前に、(ここで行われた)アジアアマで優勝して、マスターズに初めて出て、今年のマスターズで優勝した。自分が変わった場所じゃないですけど、本当に思い出のある場所なので。今回のオリンピックでもいい成績を出して、また変われたら」。
ここからまた、新たな栄光を求めて歩く。
「初めてのオリンピックなので。どういう雰囲気になるかはまだ分からないですが、いつもどおり全力でプレーしたい。金メダルを目指して頑張っていく」。
今度はホームでの快挙達成で、再び日本中を歓喜で沸かせる。
なお、初日(29日)の第1ラウンドは、午前8時41分から豪州のマーク・リーシュマンと、カナダのコーリー・コナーズとティオフする。
東京2020・男子ゴルフ初日の組み合わせ