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山あり谷ありガッツパー。木下稜介 3差の6位(ZOZOチャンピオンシップ)
木下稜介が、3アンダーの6位タイにつけた。
前の組が詰まる大渋滞が起きた最後18番は、待った分だけ体が固まりティショットが右隣の林のほうへ。
木に阻まれグリーン方向には狙えなかった。
いったん斜面に出した。そこから左のセミラフまで運び、4打目を1メートルまで寄せてガッツパー。
「67」でどうにか踏みとどまれたが序盤もなんだかんだでトラブル続き。
2番でダブルボギーを叩いて、5番もボギー。
ただでさえ苦しい展開で、6番では同組のスローン(カナダ)が池の処置でルーリングだ。
同組の今田竜二の通訳を介して競技委員との討論は、30分以上も続き、@中島啓太さんがいる後続組を先に行かせたほど。
「竜二さんに聞いたら相当、怒ってたって」。
それでも”OBイーグル”を奪ってそのホールをパーで抑えた米ツアー選手のしぶとさ。
「今年は全英オープンや、WGCでそういう海外選手をたくさん見てきた。どこからでもパーを拾う姿勢に意識が変わった」と、この日も自身の抑止力につなげて好発進。
「成長できた部分」。
先週の「日本オープン」で賞金1位に返り咲き、「ZOZOランキング」1位の資格で乗り込んだ。
「いつか、英樹と」と、夢見る米ツアー。
ジュニア時代に同じ四国でプレーした同学年の松山は、期待通りの2位発進。
「2年前の日本開催で、2位に終わって勝ちに来ていると思う。時差ボケもあると思うがその中で、結果を出すのはやっぱりすごい」。
ホーム開催の顔として、仰ぎ見ているだけにはいかない。