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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2021

コース改造は僕のせい? 前回覇者の比嘉一貴は泣き言

距離をとって観戦しましょう!
久しぶりの有観客試合に備えて前回覇者が、キャディさんと一緒に率先してソーシャルディスタンス。

「やっぱり、ギャラリーさんがいての僕らプロスポーツだとだと思うので」。

先週の「セガサミーカップ」ではツアー2勝目を飾ったばかり。

1年越しの連覇と2週連続優勝の快挙をいっぺんに狙う姿を見せられるのは嬉しいが、開幕前日の比嘉一貴(ひが・かずき)は、ちょっぴり弱気になっていた。

19年大会は、大会最多アンダー記録の26アンダーで優勝。
そのせいで今年は、他の選手たちから非難ごうごう浴びている。

「この1年で、コースを回ったプロからたくさんの苦情が僕に来て…。僕のせいみたいになっている」と、苦笑したのはコロナの休止の間に、2年がかりで大変貌をとげたコース改造について。

9番のパー5や、練習グリーンに食い込むように、後方にティーエリアが新たにセットされた10番パー4など、全体で107ydも伸びて、総距離7210yd。

バンカーの数も格段に増えた。
練習ラウンドの感触だと、「ちょうど僕の距離にあるように感じる」と、まるで砂地獄。

ツアー開催コースで唯一のコウライグリーンは、その名も疑うばかりの超高速に仕上がっている。

どれをとっても、難易度は2年前とは雲泥の差。
「絶対、無理です。風も強いし、グリーンは硬いし、距離も 長いし」三重苦。
「僕の今週の目標は、大きく予選通過です」。
すっかり姿を変えた芥屋を前に、まずは謙虚に滑り出す。

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