大岩、片岡、そして古川(左から)の同級生トリオ。最終日も頑張ろう
いよいよ最終日。
今年、初めて30人に選ばれた選手たちも、今季最後の1日に賭ける。
仲良し同級生たちには、結果次第で来季以降の転戦生活に、微妙に影響を与える。
1997年生まれの古川雄大(ふるかわ・ゆうき)は、3日目も同い年の片岡尚之と、大岩龍一の成績を気にしながら上がってきた。
練習ラウンドもいつも一緒。普段も仲良し同級生だが、片岡は今年、5月の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で、ツアー初Vの大出世。
20ー21のロングシーズンもそのあたりから、微妙に関係性が変わり始めた。
「なんとなく、片岡を中心にみんな動き始めて。ごはんの約束とか、宿が離れていても片岡のところに集まるような…」。
勝負の世界は厳しいのだ。
賞金ランキングもまた同様で片岡19位、大岩22位、そして古川は現在30位。
いまのところはもっとも”下っ端”。
肩身の狭さは、仕方ない。
それだからこそ、最終日の結果は重大なのだ。
「とにかく、今週だけでも負けたくない」と懸命に、3日目は、初の難コースで今週自己ベストの「66」をマーク。
「今日は絶対にトータルアンダーパーにもっていきたかった」と、決死の覚悟で魔の18番パー3もパーセーブ。
その恐ろしさと難しさを十分ご存じの馴染みのギャラリーから拍手喝さいを浴びて「嬉しかった。納得のラウンドができた」と、通算1アンダーで終了して安堵した。
30人しか出られない今大会は、とっくに出場権を獲得していた2人に対して古川は、先週の「カシオワールドオープン」の結果次第だった。
「僕だけ出られないのは絶対に嫌」と、47位で滑り込みの出場を果たした。
土壇場の3人そろい踏みに、すぐ連絡を取り合い健闘を誓い合ったという。
16位タイから出る最終日。
片岡は、古川より1打良い14位タイ。
大岩は、1打多いイーブンパーの18位タイ。
2人に挟まれた!
「絶対に負けられない」と再度、力をこめた古川。
「最終日は最低5アンダー。トップ10入りを目指します」。
なおかつ、2人より上位で終わりたいのは、もちろんだ。
賞金レースと、最強選手決定戦と、同級生対決はぜひ、以下のチャンネルでも。
<放映スケジュール>
8:30ー12:30(YouTubeライブ配信)日本テレビ保有チャンネル
8:30ー12:30(日テレGタス)
8:30ー12:30(Tverライブ配信)日本テレビ公式Tverチャンネル
15:00ー16:55(日本テレビ系31局ネット)