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中日クラウンズ 2004

地元出身の桑原克典は9打差5位タイに・・・

初日、コースに応援に来てくれた次女・舞衣ちゃんと、恭子夫人と・・・。
「明日はとにかく淡々と」
地元出身の桑原克典は9打差5位タイに・・・
頭の中で、筋書きだけは完璧に仕上がっている。
最終日の18番ホール。昨年10月に生まれた次女・舞衣ちゃんを含む3人の子供たち と、妻・恭子さんが 見守る前でウィニングパットを決める。そして真っ先に、最愛の家族たちに駆け寄っ てこう囁くのだ。 「パパ、やっと勝てたんだよ!」イメージは、今年のマスターズトーナメント。フィ ル・ミケルソンの メジャー初制覇の優勝シーンだ。
「・・・そうなったら最高なんだけどなあ・・・。でも、結局(首位の片山と)9打 差でしょ?? う 〜ん・・・だよね」。
地元開催のこの中日クラウンズで勝つことは、小さいころからの夢だった。が、毎 年、気負いすぎて失 敗してきた。
前日2日目に4位に浮上したとき「今年こそは」の期待を抱いたが、ムービングデーの この日3日目に、 かなりの遅れを取ってしまった。
「・・・最終日はシンゴを追いかけていく、と威勢のいいことを言いたいところだけ れど、ここは、気 合を入れるほどに空回りする難しいコース。明日はとにかく淡々と自分のゴルフに徹 するしか、いまの ところは手がないよ」。念願の和合での初優勝に、半分、あきらめモードの桑原だが ・・・。

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