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東建ホームメイトカップ 2022

制御不能の初Vならず。桂川有人は2戦連続2位

“制御不能”のツアー初優勝、とはいかなかった。

プロ2季目の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)は、香妻とのプレーオフに敗れて悔しい2位に終わった。


“制御不能”の大逆転Vを予見させたのは、香妻に6差遅れて折り返した後半。10番のバーディを契機に猛追を開始した。

12、13番の連続バーディに続いて、15番のOKバーディで1差に迫ると、17番では7メートルを沈める3連続バーディ。
ツアー自己ベストの「64」で逆転して、一瞬2差の余裕すら作ったが、後続の香妻に土壇場で追いつかれてプレーオフで敗退。


サドンデスの18番で、桂川も右ラフからしっかりとグリーンに乗せたが、気迫のこもった香妻とのバーディ勝負に敗れた。

中2の初観戦をきっかけに大のプロレス好きで、初Vシーンは、「制御不能」が代名詞の内藤哲也さんの決めポーズを拝借したいと公言していたが、香妻にお株を奪われた。


「香妻さんのガッツポーズは、すごく気合が入っていて本当に強かった」と、相手をたたえる一方で「自分のミスで負けたのではなかったのでそれはよかった」と、今年1月に全英オープンの出場権を獲得した「SMBCシンガポールオープン」に続く、2試合連続2位は自信になる。


「アマチュアの時を含めても、最終日に優勝争いをしたのが初めてだったので。こういう感覚なのかと経験できたのは嬉しかった」と収穫を話し、「開幕戦でこういうプレーができたのはすごいプラスになると思うので、引き続き初優勝を狙っていきたいです」。
近いうちに“制御不能”のVポーズで決めたい。


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