23歳の賞金1位は、今季3度目の2位に終わった。

桂川有人は、4月の初優勝に次ぐ2勝目には届かなかった。

前半、ピンそばにつけた3番と、7メートルを沈めた7番のバーディで混戦から一歩抜け出た。

2打リードで終盤ホールに入ったが､15番で7メートルのバーディパットを行ったり来たりの4パット。

ダブルボギーに沈んだ。

16番パー3で今度は長いバーディパットを入れ返して再び今平周吾を捉えたが、難しい17番ではパーオンに失敗。

ボギーでまた一歩後退と､出入りを繰り返して迎えた最後の18番は奥から絶好のバーディチャンスを逃した。

「下りで難しくて､思ったより切れちゃいました」という。

1差の惜敗に「今回は自分から崩して負けちゃった感じ」と反省しながら､思い出すのは香妻とのプレーオフに敗れた国内初戦の「東建ホームメイトカップ」。

「悔しさをバネに頑張ろうと思っていたら､優勝できた」とその2戦後､「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント！」でホストVでの初勝利を振り返って「また次いいことがあると信じて次は勝ちたいな」と、前を向いた。

• 桂川 有人