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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2022

比嘉一貴が逆転の初タイトル「全身が震えちゃって」今季2勝&通算4勝目

プロ5年目の比嘉一貴(ひが・かずき)が3打差を逆転し、通算12アンダーで今季2勝目、通算4勝目を5年シードのタイトル戦で飾った。





もつれにもつれた大混戦で、2イーグル、2バーディ、2ボギーの「67」。

3人タイで入った最後の18番では、フェアウェイからピン右3メートルを捉えて、入れれば抜け出すバーディチャンスは、「手とか足だけではない。全身が震えちゃって」と、一度構えたアドレスを2度解いた。


「球に当たらない、と思って。冷静になろう、と思って仕切り直したけど震えるものは震える」と、決死の覚悟でボールを決めた。

小柄な体が躍動した。
右のこぶしを振り下ろした。

「いや、もう最高に嬉しいです」。



地元笠間のヒーロー、星野陸也と出た最終日最終組は、「みんな星野選手を応援していて。さみしかった」と、苦笑する。

「でも、後半は僕にも味方をしてくださって。応援本当にありがとうございます」と心から感謝。



ここ宍戸は2019年の初出場から、2大会連続の予選落ち。
「ほんとうに苦手で。大会が近づくにつれて憂鬱になるくらいだったんですけど、今年は初めて予選を通過して、優勝もすることができた。宍戸が大好きです!」とついにコースと恋人宣言。


V賞金3000万円と、超豪華副賞の「BMW iX xDrive50」に加えて来月の欧州DPワールドツアー「BMWインターナショナルオープン」と、10月の日米「ZOZOチャンピオンシップ」と、今季国内初戦から、今大会の獲得賞金で争った日本予選ランキングの逆転1位で初メジャーとなる「全英オープン」の出場権も獲得した。


さらに5年シードと特典尽くしで「1、2年日本を離れてもいい。この優勝で、今しかできない挑戦を選択肢にできる。積極的に挑戦していきたいと思います」。
JGTOが誇る小さな戦士が大舞台での健闘を誓った。

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