「72」とし、「ノーバーディはつらいです」と、苦笑いがこぼれた。
この日は気温が下がり、強い風は前日までと向きを変えた。
「頭を切り換えないといけないところが難しい」と、ティショットを左に曲げた5番では2打目がピンに当たってバンカーに入るハプニングも重なりボギーが先行。
パーオンに失敗した次の6番パー3も短いパーパットを外して連続ボギーとした。
ラフ→ラフ、寄せてきわどいパーパットを打つ場面が続いたが、10番では10メートルものパーパットが決まるなど、「ダブルボギーになってもおかしくない状況。相さいされているのかなという感じです」と、また苦笑した。
少ないチャンスも決められず、通算2オーバーとスコアを落として上がったが、順位は17位タイと前日より上昇。
首位は通算4アンダーでウィル・ザラトリスとマシュー・フィッツパトリック、と顔ぶれもがらりと変わるなど、誰もが苦しんだ1日だった。
7差を追う最終日。
「風向きによって下りが重かったり、上りが速かったりラインの読みが一筋違うのが続いてる。明日は入ってくれないかな」と、切実に話した。
「ショットの状態は正直良くないですけどそれでも後半は、なんとかチャンスにつけられていた」と、苦戦からでも好材料を探し「明日は前半からチャンスにつけられるように準備したい。バーディーが獲りたいです。1番で獲れるように頑張ります」。
土曜日の鬱憤は、日曜日の朝イチから晴らす。
そのほか、ジャパンゴルフツアーメンバーのトッド・シノットは2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「74」。通算6オーバーの45位タイで最終日に向かう。