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プロ4年目の安森一貴が優勝。次の「日本プロ」に弾み(MAIN STAGE JOYXOPEN 2022)

多くのプロゴルファーを要するマネジメント会社「JOYX(ジョイックス)」が主催。

ツアー外競技だが、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が後援をつとめる「MAIN STAGE JOYXOPEN(メインステージ・ジョイックスオープン) 2022」が7月10日、兵庫県佐用郡の「JOYXゴルフ倶楽部上月コース」で行われ、プロ4年目の安森一貴(やすもり・かずき)が9アンダーで優勝した(→最終結果




昨年の13回大会でも初出場をねらったそうだが、予選で敗退。
1年越しに果たした念願の初挑戦で、前半13番では左のバンカーから残り230ヤードの2打目をクリークでピン奥2メートルにつけるイーグルも飛び出した。

さらに後半5番からの4連続を含む8バーディと、ボギーはアプローチをミスした16番のひとつだけ。


自己ベストタイとなる「63」を記録して、「今日は120点くらいのゴルフができた。自分でもびっくりしています」と、快スコアに本人が一番驚いた。


小1からゴルフをはじめ、兵庫県西宮市の関西学院大学在学中の2019年にプロ転向したが、昨年のQTランクは187番目で、レギュラーツアーの本格参戦にはまだ届いていない。


出身の大阪府堺市のイズミゴルフで福原コーチについて練習を積み、兵庫県篠山市にある所属先「オータニ広尾カントリークラブ」でアルバイトをしながら夢を追う日々。


つい一昨日には、兵庫県加東市の東条の森カントリークラブで行われた来月8月の「日本プロ(4日ー7日、静岡県三島市・グランフィールズカントリークラブ)」の予選会に挑戦。通算12アンダーで、トップタイ通過を果たして通算3戦目となるツアー出場権を獲得したばかりだった。

「今日9アンダーで上がれたことは、すごく自信になります。これを糧に、来月の日本プロでもいい結果を残せるようこれからさらに練習します」と、がぜん気合が入った。

「まずは日本で活躍して、いずれは海外メジャーに出られるような選手になりたいです」と、この先の目標を口にした。


なお、4アンダーの「68」で回り、21位タイにつけた松本凌さんが、アマチュアでもっとも成績のよいベストアマチュアに就いた。


今年14回目を迎えた本大会は、プロもアマもジュニアも障がい者ゴルファーのみなさんも、同じ距離、セッティングで腕を競うなど、より多くのみなさんに競技ゴルフのだいご味や興奮、面白さを提供し続けている。


さらに発足当初から、前立腺がんの早期発見、治療を啓もうするブルークローバー・キャンペーンとタイアップし、開催コースの地元、兵庫県佐用郡では町おこしをかかげてチャリティなどで還元するなど、シード選手も開催趣旨に賛同し、毎年、数多く出場している。

今年は元プロ野球の藪恵壹さんと、桧山進次郎さんも登場。揃って11オーバーの130位タイだった。


また、一昨日の安倍晋三元首相の悲報を受けて参加者はこの日、喪章をつけてプレー。
プロゴルファーの北村晃一のお父さんで、“行列ができる弁護士”の北村晴男さんは、「安倍さんはゴルフがとてもお好きでしたので。今日は、僕も緊張感の中でゴルフを楽しんでますよ、という気持ちでプレーさせてもらいました」と、在りし日をしのぶ1日にもなった。


ベストアマは松本さん(左)おめでとうございました!

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