セントアンドリュースで開かれる、第150回の「全英オープン」に挑むジャパンゴルフツアーメンバーは10人（※下記）。

プロ2季目の桂川有人（かつらがわ・ゆうと）は今年1月の日亜「SMBCシンガポールオープン」で2位の成績を残して初メジャー切符を手にした。

14日の開幕に向けて、前日の練習ラウンドは、松山英樹と比嘉一貴と金谷拓実の“東北福祉大組”に混ぜてもらってまずは自己紹介から。

「最初は出身とか、高校はどことか。初めてなので…」。

比嘉と金谷とはともかく、日本勢初のマスターズ覇者とはこれが初ラウンドだ。

「構えというか、背中が大きく見えました。オーラを凄く感じて、最初は緊張しましたけど、松山さんのほうから話しかけてくださったので良かったです」と、気遣いに感謝しながら、攻略の鍵をつかもうと懸命だった。

「16番のポットバンカーも壁が近くて。狙えないし、打ち方も分からない。ビビっちゃって。そしたら松山さんがとにかくもう振るしかない、と。ここに打ってみたら、と」。

続く17番パー4の名物、ホテル越えのティショットにもトライ。
「着地点が見えないので。とにかくなんかもう、意味で振るだけ」と、本番前の度胸試しはうまくいった。

前日12日には、イギリスのジャスティン・ローズの練習ラウンドに飛び込み、18番名所の橋で記念撮影もばっちり済ませた。

開幕前からすでにリンクスの風が吹くが、「だいぶ慣れてきたと思います。試合になってどうなるか。悪いほうに行っちゃうと、とことん行っちゃいそう。頑張って、耐えたい」。

今季、これまで「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント！」での初優勝を含むトップ10が4度。
一時、賞金ランク1位を走った勢いで、聖地を攻略してみせる。

＜JGTツアーメンバー有資格者＞　（ ）は資格

チャン・キム（2020-21年JGT賞金ランキング1位）
金谷拓実（2020-21年JGT賞金ランキング2位）
ショーン・ノリス（2021年日本オープン優勝）
桂川有人（2022年SMBCシンガポールオープン2位）
今平周吾（2022年アジアパシフィックダイヤモンドカップ優勝）
スコット・ビンセント（2022年ミズノオープン優勝）
アンソニー・クウェイル（2022年ミズノオープン2位）
ブラッド・ケネディ（2022年ミズノオープン3位）
ジャスティン・デロスサントス（2022年ミズノオープン4位）
比嘉一貴（2022年全英オープン予選ランキング最上位）

※テレビ朝日、ゴルフネットワーク、ABEMAで生中継!!

• 桂川 有人