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The Open Championship

日本勢最高位の桂川有人は聖地→アメリカへ。世界旅を続ける(全英オープン最終日)

聖地で迎えた初メジャーで友人がいっぱいできた。
最終日を5バーディ、1ダブルボギーの「69」とし、通算5アンダーで回り終えた桂川有人(かつらがわ・ゆうと)は、キャディのベンさんと肩を抱き合い健闘を称え合った。最終日速報


聖地出身のベンさんを紹介してくれたのは、アマのナショナルチーム時代からお世話になるジョーンズコーチだ。

セントアンドリュースを回り慣れ、知り尽くしているというベンさんは、恩師の狙いどおりに初出場の桂川を、日本勢最高順位に導いてくれた。


最後の18番で浴びた万感の拍手も「実は僕にではなくて、ベンさんになんですよ。ご家族や友人がたくさん見に来てくださって…」と、桂川は笑っていたが、目の肥えた本場の観衆は、4番のダブルボギーにも腐らず、そこから3連続バーディで挽回するなど23歳の奮戦にも惜しみない賞賛を送ったはずだ。


桂川にサインを求めるギャラリーも日に日に増えていった。
度胸も据わり、右手を高く上げて応えるポーズもすっかり板についた。


「最高でした」と、振り返った聖地での1週間。

「まず4日間できたということを、嬉しく思います」と感謝し、「今日は最後のプレーになるということで、なるべく上に行けるように。思い切ってという気持ちを強く持ちました。1ホールミスしただけで、あとは悪いミスはなかった」と、「75」と崩れた3日目から一転して最終日は悔いのないラウンド。


「4日間やってみて、もちろんトップ選手と比べるとショートゲームの技術とか、課題はまだまだありますけど今日は限界の3アンダーというわけじゃなかった。もっといけるんじゃないか。これからの自分に自分で期待できる3アンダーでした」と、自身の伸びしろすら実感できた。

「また、戻ってきたい。常にメジャーに出て上位を目指せる選手になりたい」と、夢も一気に膨らんだ。


このあとアメリカに渡り、7月28日ー31日の米ツアー「ロケットモーゲージクラシック」の出場権を目指して予選会に挑戦するという。

「それがダメでもしばらく残って、コーンフェリーツアーの下見とかができたらいいな」と、秋の米二部ツアーのQスクール受験も計画中だ。

「チャンスがあるなら海外にもどんどん挑戦していきたいです」。
現在の賞金ランク2位は8月4日ー7日の「日本プロ」で戻るまで、また一段と成長してそうだ。



ホールアウト後、最終日を観戦していた@中島さんと合流。今はまだ立場が違うけど良き仲間です


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