5アンダーの2位タイには、フィリピンのジュビック・パグンサンと堀川未来夢、池村寛世、本大会は予選会を突破して、デビュー戦の原田大雅、また前日に競技を残していた出水田大二郎が2日がかりの「66」で並んだ。
勝てば5年シードの大会は、6月に終わったJGTO主催の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」と、10月の「日本オープン」と本大会。
それぞれの思惑で、選手たちはタイトルを追う。
プロ10年目の池村は、日本ツアーで複数年の出場権を確保することで、かねてから目標としている米ツアー進出の足がかりを作りたいと考えている。
「今日も海外で活躍してきた選手と一緒に回ることで、自分もという気持ちが強くなった」と、この日は海外から帰ったばかりの香妻陣一朗や、桂川有人と第1ラウンドを共にして思いがいっそう高まった。
タイトルを狙い、今年2月に近隣の知人の勧めでコースを下見してあった。
「季節は違ったけどどういうマネジメントが必要か」。
冬期の記憶を頼りにイメージを膨らませて打ち下ろしの16番と1番、2番のティショットで得意の直ドラも駆使。
「低めの球が必要なホールでティーアップをしないで打ちました」と、スコアアップにつなげた。
「実力がつかないと、アメリカは難しいと思っていた」とかねての躊躇も、今年6月の「ASO飯塚チャレンジドトーナメント」で完全優勝のツアー2勝目を飾ったことで、ひとつ足かせも取れた。
「ここで勝てたら挑戦できるかな、と思って来ています」。
プロ日本一の称号を片道チケットに変える。
※続く第2ラウンドは7時15分からスタートしています。
プレーの模様は11時からCS放送の日テレG+で生中継されます。