ラインは下りのややフック。
先に打った桂川がチャンスを逃し、続いて打った河本が、土壇場でもぎ取った。
ツアー初優勝を飾った8月の「Sansan KBCオーガスタ」は涙、涙のVシーンだったが、この日は秋晴れに負けないカラっとした笑顔。
「こんなに早く2勝目ができるとは思っていない。凄く嬉しいです」。
新人によるシーズン複数回優勝は、2013年の松山英樹と20ー21年の金谷拓実に次ぐ3人目(85年以降の記録)。
賞金ランクは6位に浮上し、「おこがましいですけど、なれたら嬉しいです」。
同じ愛媛県出身の松山に次ぐ史上2人目の新人賞金王にも名乗りを上げた。
日体大後輩のスーパー新人、中島啓太が水を持って飛び出してきた。
今週も毎夜、名古屋のメシ仲間。
「ケイタには、これまで僕がたくさん水をかけてきたけど、僕がケイタにかけられるのは初めて。凄い嬉しいな」と喜んだ。
「今日はたくさんのギャラリーに囲まれて、拍手や歓声を送っていただき大変力になりました」と感謝し、「これからまた3勝、4勝とモチベーション高く頑張っていきますので応援、宜しくお願いします」と、怪力リキが頭を下げた。