通算12アンダーの12位タイから出て3バーディ、3ボギーと、8番のイーグルはラフから「ラッキー」なチップインだった。
難しい13番では深いラフからのレイアップを強いられたが、ボギーで踏みとどまり、すぐ14番で10メートル超のバーディトライを沈めて取り返してみせた。
微妙に残したパーパットをしのいだ15番パー3では笑顔もこぼれた。
難所の上がり3ホールも、約3メートルのボギーパットを沈めた16番ひとつにとどめて、「後半バックナインは難しいホールが続くので。最後はばたつきましたけどトータル的にはすごくよいラウンドだった」。
3日目の「68」で、首位と6差の通算4アンダー、8位に浮上した。
「フェアウェー、グリーンも日に日に硬くなり、キャリーで落とす場所をすごく考えさせられる。ピン位置であったり、すごく考えさせられる」と、メジャー舞台は日に日に牙を剥く。
だが「めちゃくちゃ楽しんでいます」と、永野の声は明るい。
「セッティング自体もタフなので、どうやったら今の自分で1ホール1ホールをこなしていけるか。トライできていけるかを考えるという部分では、疲れ方がちょっと違う。すごくポジティブな疲れなので、やってて楽しい」(永野)。
ファウラー、マキロイ、シャウフェレ、ダスティン・ジョンソン。
ビッグネームに続いてRyutaro Naganoの名前が輝く。
永野のほか、4人の日本勢が全員、予選通過しており、松山英樹は3日目の3アンダーで、通算2アンダーの12位タイに上昇。
桂川有人はこの日5オーバーの「75」。通算5オーバーの50位タイにつけた。
8オーバーの「78」を叩いた石川遼は、通算10オーバーで65位。