会見には、大会共催の一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)から会長の青木功と、大会アンバサダーをつとめる丸山茂樹が出席。
大会発足までの経緯や、開催に賭ける思いをそれぞれ語った。
主催の藤木企業株式会社は大正12年の創業。
今年、100周年を迎える。
港湾業を手がける同社にとって、神奈川県横浜市は発祥の地。
記念事業として改めて、地元に恩返しと貢献を、と考えた藤木幸吉・代表取締役社長が、日大で先輩にあたる丸山に相談したことから、本大会の新規誕生にこぎつけたという。
「順調にお話が進み、開催する直前まできている。全力で応援したい」という丸山は期間中も、土・日に生中継予定のBS朝日のテレビ解説など、さまざまな形で大会に参入。
盛り上げにつとめる。
「男子ゴルフの魅力は豪快な飛距離と共に、繊細なアイアンショット。大谷選手が160キロ投げて、ホームラン150メートル飛ばすような・・・」などと大リーグの二刀流と男子ゴルフを重ねて、「そういうところに男子の夢を感じていただいて、感動していただければと思います」と、アピール。
18歳以下の観戦を無料とするなど、大会を通じたジュニア育成にも力を入れており、開催直前には、丸山が2000年から主宰するジュニアファンデーションのゴルフ大会も実施。 チケット&アクセス
中高生に、本戦と同様のセッティングでプレーをしてもらうことで、「コースの難しさを肌で感じ、プロと自分たちとの差を感じて欲しい」と、期待を込める。
会場の横浜カントリ-クラブで男子ゴルフが開催されるのは、日本一曲げない稲森佑貴(いなもり・ゆうき)がツアー初優勝を飾った2018年の「日本オープン」以来だが、JGTO会長の青木にとっては、1971年に関東プロを制した思い出の地。
「50年ほど前に勝ったコースでの開催には縁を感じます」と、エビス顔だ。
「巡り合わせがあって、この地で新しい大会ができるというのが嬉しいし、ひとつ試合を増やしていただけた。みなさんとご一緒に素晴らしい試合にしたい」と、新規開催に意気込んだ。