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Philip Morris K.K.Championship 2002
「優勝の興奮で、まだ火照ってるから、ダイジョウブ!」
18番グリーン上の表彰式が終了するなり、(待ってました)とばかりに、ドっとなだれ込んできた“チーム・オーストラリア”の面々。
先週、日本ツアー初優勝のスコット・レイコックにリチャード・バックウェル、アンソニー・ギリガンの3人は、あっという間にジョーンズを肩車で担ぎ上げ、向かった先は、18番グリーン横の池だった。
「いっせーの!」で、高々と放り投げられたジョーンズ。
185センチの長身が、宙を舞った。
勝利のダイブ!
この日の気温12℃の寒空の下、ジョーンズは頭から池に浸かり、冷たい水の中、平泳ぎで淵に這い上がりながら「サムーイ!」と、日本語でおどけたあと、「でも、サイコーだね!」と、改めて勝利の喜びに酔いしれた。
そのあとジョーンズは、濡れた服もいとわず、サインをねだるファンに応えペンを走らせ、
「優勝の興奮で、まだ身体が火照っているし、ダイジョウブだよ!」体調を気遣う人にもニコリ、と笑ってみせていた。