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ANAオープンゴルフトーナメント 2023

中島、蟬川、平田と同学年。前田光史朗が最高2位で輪厚を熱く

今年49回目。伝統の輪厚を、昨年プロ転向したばかりの新人が熱くした


今月5日に23歳になった。
今年の賞金レースを賑わす中島や蟬川や平田とは同学年。

前田光史朗(まえだ・こうしろう)が、1差の2位タイ。

プロ12戦目の自己ベストで、賞金ランキングは一気に36位に浮上。初シードも見える大健闘をみせた。



5打差の9位タイから出て、前半4バーディで猛攻し、後半の11番でついに首位に並ぶと、そこから3連続バーディで一時は2打のリードを奪った。


「リーダーボードは見ていなかった」という。

でも、急にカメラマンさんが集まり始めるなど、気配で悟った。「あ、いい位置にいるんかなと思ったけど。そのホールもバーディで上がれたりして、凄い楽しかったし、やりきった感がある」と喜ぶ一方で、「今は悔しさ6割」と、やはり惜敗の悔しさが上回る。


日本勢としては、大会初となる初出場→初優勝の快挙までもうあと一歩。

「ピンの奥は絶対ダメ」と、知りながらもピン奥から3パットを要した16番でのこの日初ボギーや、下り6メートルを逃した最後18番など、思い出したら悔いばかり。



ファイナルQT11位で出る今季はすでに、出場優先順位の組み替えも終了し、ここから徐々に出番が減るが、「今回の結果で初優勝も見えて自信になりましたし、ルーキーの年に優勝争いできるだけでも凄くいい経験」と、喜びも悔しさもプラスに転化。

「今回の結果をしっかり受け止め、次につなげていきたいなと思います」と、新人は前を向く。

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