大会の地元・愛知県出身。
プロ9年目の小木曽喬(おぎそ・たかし)が2019年以来、3大会ぶり3度目の三好に挑む。
初出場は2014年だった。
当時、最年少の17歳115日で「日本アマ」を制した実力が評価され、主催者推薦をいただいたが予選敗退。
「ほんとラフが長いんで。入ったらほんとグリーンが狙えない、という感じでした」と、懐かしく思い返したあの頃の面影は、もうない。
2年前から取り組むトレーニングで飛距離もアップ。
体も大きくなり、難コースに振りまけないショットでコースを攻略。
「ラフに入ってもショートアイアンで打てるので、だいぶ楽になっています」と、成長を実感している。
昨季のABEMAツアーで2勝を飾り、最終戦を賞金トップで迎えたが、大堀裕次郎に逆転負け。
レギュラー昇格をし損ねた雪辱は今季、予選落ちゼロの安定感ですでに晴らしてある。
初シードを確定させてから、特にここ2週間の活躍は顕著。
先週の「パナソニックオープン」で初の最終日最終組を経験したが、小木曽には先々週の「ANAオープン」3日目に実現した、石川遼との初ラウンドが、よほど緊張したという。
「遼さんと回ることは、ひとつステップだった」と糧にし、先週のV争いも、「すごく楽しかったし早く初優勝したい気持ちがさらに大きくなりました」と、思いを高める契機になった。
「この2週間は特にレベルアップが出来た気がしていて。プロゴルファーやってるな、って。やっぱり、そういう位置で戦ってこそ。たくさんの方が応援してくださるところでまたプレーしたい」と、すっかり味をしめた。
今週は、名古屋市内の自宅から、車で約40分の自宅通勤。
「地元で、自分に期待しながら頑張りたいです」。
3週連続で飛躍する。