昨年大会は、久常涼(ひさつね・りょう)に1差の単独首位で最終日を出て、5差をつけて前半ターン。やにわの強風で、後半にボギー4つと崩しかけたが16番のバーディで、再び必勝態勢に。
2位に4差をつける圧勝を飾った。
求め続けた海外での初勝利を土産に日本ツアーは「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」と「フジサンケイクラシック」で2勝。
中島啓太(なかじま・けいた)との賞金レースも白熱し、若手の台頭を強く印象づけた。
昨季賞金3位の資格で、欧州・DPワールドツアーの出場資格も保持しており、さらなる世界進出の契機を伺う中で快挙をにらむ。
アジアンツアーにおいて、連覇を記録した日本勢はまだいないそうだ。
ガルシアら、精鋭がひしめくフィールドで頂点に立った昨年大会。
アジアンツアーの事前取材に「去年は、世界最高の選手たちにも勝てることを証明できたと思う」などと、語ったという金谷。
今年もまたウェストヘーゼンや、シュワーチェル、ペレイラやニーマンなど強豪がオマーンに集結した。
「このフィールドで、タイトルを守ることは簡単ではありませんが、コースの攻略法は分かっています。今年も昨年同様に頑張りたい」などと意気込みを述べている。
本大会には金谷のほか、日本から谷原秀人(たにはら・ひでと)や香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)、生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)や関藤直熙(せきとう・なおき)らがエントリーしている。