舞台は、春遠からじ長野県。
集合時間に雪が舞ったが、4プロの情熱で溶けていく。
プロ16年目の塚田陽亮が、地元長野市の「72犀北ゴルフセンター」で、ジュニアレッスン会を開催。
今年は、女子プロの飯島茜さんをはじめ、後輩プロの池村寛世と植竹勇太の助けも借りて、31名の地元ジュニアに熱血指導を行った。
「僕の子どものころは、長野にこういうイベントがなかった」と、塚田。
「プロになったら、自分が子ども時代に出来なかったことを、経験させてあげたい」と、実現にこぎ着けたのは、塚田が初シード入りを果たした2013年。
コロナ禍で一時中断を余儀なくされたが昨年、3年ぶりの復活に成功。
今年で8回目を迎えた。
「ツアープロから直接学べる機会を作る事で、プロゴルファーを目指す子ども達が増えると嬉しい」と、子どもたちのリクエストで、惜しみなく豪打を披露。
自慢のドライバーショットも火を噴いた。
「ショットの調子が悪くなった時の練習法は?」とか、「打つ前にどんな事を意識しているの?」とか、「ゴルフを始める前にどんなスポーツをしたら良い?」などと質問も飛び交うなど、子どもたちも熱心そのもの。
時間はあっという間に過ぎた。
本レッスン会は、塚田が毎週、レギュラー出演するラジオ番組「今週はどうなった?!」の放送局「SBC信越放送」をはじめ、たくさんの支援を受けており、助っ人講師として駆けつけてくれた3プロもびっくり。
「祝日で練習場を貸し切って、これだけ大きなイベントが出来て、すごいと思いました」と、飯島さん。
「ゴルフの楽しさが伝わってくれたら嬉しいです」。
また、「この様なイベントは自分のジュニア時代に無かったので、良い経験になってもらえたら」と語った池村。
「これを機に、ゴルフを楽しんでくれたら嬉しい」と声を揃えた。
植竹も「とても良い経験をさせていただきました」と感心しきり。
「僕の地元、北海道でもこの様なイベントが出来たらと思いました」と、大いに参考に。
そして塚田は「今回は初心者からプロを目指しているジュニアまで、レベルに合わせてのレッスンが出来たのでよかった」と、主宰者としても満足そうだった。
最後は、予定時間の超過も構わず、4人がかりのサインと記念撮影会で大盛り上がり。
この日の長野市内は雪が降るほど寒くても、子どもたちの笑顔で溢れるあたたかな1日となった。