しかもこの日はボギーなしで回りきり、3差8位の大混戦に浮上した。
コロナ禍で、やむなく「とりあえず日本トーナメント」として開催された一昨年の今大会でツアー初優勝をホストVで飾ると、昨季は、米二部のコーンフェリーツアーに挑戦して揉まれた。
飛距離とパワーの差を痛感し、いったん撤退した今オフはスイングの立て直しと、肉体強化に着手。
タイで合宿を重ね、毎日トレーニングに励んで、今や練習場での計測では確実に300ヤード越え。
今週も、2打目で持つクラブが1番手上がっていることで「自然と球も高さが出るので上げようとしなくていい。色々なコンディションに対応できているのかな、と思います」と、成果を実感している。
2度目のホストVで恩人に見せたいのは成長した姿。
「今日のようなゴルフができればチャンスはある。ゲットできるよう、頑張りたいなと思います」。
柔和な笑みに、所属プロの気合いが潜む。