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中日クラウンズ 2024

名古屋市出身・小木曽喬「気合を入れすぎないこと」和合の心得

観戦記念に配られるパンフレットに名古屋が誇る地元選手として特集が組まれている。

「今年は地元の僕らが王冠を獲るゾ!」のタイトルで取り上げられたのは、杉浦悠太(すぎうら・ゆうた=高浜市出身)と、桂川有人(かつらがわ・ゆうと=清須市出身)と、金子駆大(かねこ・こうた=名古屋市出身)と、小木曽喬(おぎそ・たかし=同)の4人だ。



ひときわ注目を集める中、初日がスタート。

多くの声援を受けながら、もっともよい順位をマークしたのが今季初シードで戦う小木曽(おぎそ)だった。



序盤11番で10メートルを沈めるなど、後半ターンするまで4バーディを記録して、一時はトップを走った。

「4アンダーになった時点で、バーディが取れればさらにいい流れになったと思いますけど、ボギーが来ちゃった」と、上りの7、8番は悔やまれるが、「和合は、ボギーがくるコースですので…」。


アマ時代に初出場した2014年を含めて過去7回の出場させていただき、次第に速さを増すグリーンや、ピン位置によって豹変する和合の怖さは知っているつもり。


どんなに地元の期待を負っても、「入れ込みすぎないように…」と、肝に銘じるのは先週の教訓から。

昨季賞金26位の資格で初出場を果たした欧州共催は、賞金上位者しか出られない。
「日本選手も少ないし、モチベーションが上がりましたけど、気合を入れすぎました」と、予選敗退。

地元和合では、失敗しない。


欧州ツアーで6季連続シードを続ける川村昌弘(かわむら・まさひろ)は、福井工業大学付属福井高校時の先輩だ。


川村を追いかけプロになった。
あこがれの人に大舞台で久しぶりに再会し、「ゴルフ熱とか、変わってなかった。やっぱり、すごい人だな」と、実感した。

プロ入り後も川村の真似をしようとした頃もあったそうだが「やっぱり、特別な人だな」と、今は少し冷静にみられる。

「もちろん、あのレベルまで行きたいですけどまずは日本で勝たないと」。


今、目指すべきは、日本ツアーで1勝。
まずは和合で追いかける。
昨季、出場全試合で予選を通過。
難攻不落は、しぶとさこそ武器になる。


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