選手会の主催試合で、上昇気流が見えてきた。

36歳の永野竜太郎（ながの・りゅうたろう）が、6番で10メートル超のイーグルを沈めるなど「64」をマーク。

ボギーなしの8アンダーで2位タイの好位置につけた。

プロ17年目の今季は3戦目の中日クラウンズで、開幕直前に食あたりをして、きゅうきょ大会を欠場。

その後も「練習量が減ったり、やりたくてもやれなかった」と、なかなか本調子に戻らず、先週まで3戦連続の予選敗退も喫したが「まずは体を戻すことが一番」と焦らず、好機を待っていたところだった。

昨年は、日本予選を突破して初出場を果たした「全米オープン」で20位と活躍したが、「今年は全米オープンも、全英オープンの予選もダメでしたしそういう意味では今シーズン一番最初のほうのモチベーションが終わってしまったので、今はとりあえず普通に過ごす」と、好発進を契機に、完全復調につとめる。

選手会主催大会の熱量もしっかりと感じている。

「一体となって盛り上げようと頑張っている大会で、普段の試合よりみんないっそう気合が入っているし、ギャラリーのみなさんの応援もすごく近く聞こえてくる。励みになります」と、本大会を契機に体も心もボルテージが上がってきた。

• 永野 竜太郎