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JCBクラシック仙台 2003

『好スコアが薬です!』パットの不振にあえぐ深堀圭一郎が復調の兆し、4位タイ

ちかごろ、ホールアウト後のパッティンググリーンで、深堀のこんな姿を見かけることが多かった。これ、とめぼしをつけた選手のそばに寄っていっては「ねえねえ、教えて!」。
先週、同じ組でまわったジャンボに、「おまえ相当、来てるな・・・」といわれたくらい、パッティングが打ちきれていなかった。開幕から6戦で、いまだパっとした成績が残せていないのも、主にパットの不振が原因。その打開策として、深堀は機会あるごとにアドバイスを求めてまわり、ここにきてようやく、光が見えかけている。
この数ヶ月というもの、ほんとうに数え切れないほどの選手たちに教えてもらった。ジャンボ、片山、その他外国人プレーヤー・・・。アメリカにいる丸山にも、今週、国際電話で話をした。「マルにはアドレスで目標を見てから、そのまま目線をボールに戻してきたと同時に、ストロークをスタートさせる、と教わった」。
片山には、前日初日、ホールアウト後2時間もねばって打ち方を習った。
「みなさんに、いろんな意見を聞いたおかげで、やっと調子が戻ってきました」66で回って通算9アンダー4位タイに、復調の兆し。
「やっぱり、良いスコアを出すことが、一番の薬ですね」と深堀。最終日も歯を食いしばって、上位に踏みとどまり、さらなる自信につなげたい。

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