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ANAオープンゴルフトーナメント 2024

永野竜太郎が生まれ変わって?今季自己ベストタイの「64」

永野竜太郎(ながの・りゅうたろう)が6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」初日に次ぐ、今季2度目の「64」で、好発進した。



ボギーなしの8バーディで、何が一番ナイスといえば、やっぱり最後の9番だった。

フェアウェイから絶好のセカンドショットを打つ瞬間。
切り返してインパクトに入る寸前に、ものすごい勢いで飛来してきたトンボのまあ、間の悪いこと。

ビクっと体が反応した。
「左のOBを嫌がったら、右に飛んだ。…フォアーーーー!!」と、林の中へ。

グリーンに乗れば御の字の状況。

「オーバーもしょうがないよね?」。
「いや、オーバーより手前のほうが…」というキャディのゲイリーさんのアドバイスの通りに、9アイアンでピン右に置いたがバーディトライは10メートルもあった。

「会心…といってはなんだけど、それを決めることができたのがよかった」と、苦笑いのバーディ締めも含めて「チャンスにつけたときにそれを決め切ることができたのでよかった」と、午前組終了時点の首位発進を決めた。

プロ17年目の今季、4月に食あたりをして5日も、喉を通らず、ピーク時に体重が8キロ減。
ゴルフよりまず体力の回復を優先したことで、今はむしろ体調もよく、「ポジティブに考えたら強制的なファスティング。デトックス完了で、これから体に良いものを入れていこう、みたいな…」。

先週の韓国開催でも辛いものはできるだけ避けて、仲良しのヨンハンと「デジカルビ」で食事会。
国をまたいで健康生活を続けて、身も心も一新中だ。

本大会は初出場の2009年から一昨年まで11回出て、2017年の24位が最高で、この日がやっと4度目の60台…などと、JGTOの広報から古いデータを持ち出されて、冗談交じりに一蹴した。

「過去の話です…!」。

節目の50回大会を契機に、輪厚のマイデータも一新していく。

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