自身初の最終日最終組で、首位との3打差を懸命に追った。
5番のバーディで、まず5人タイの2位グループに入ると、6番の連続バーディで1差と迫った。
「あまり緊張することはないんですけど、最後3、4ホールくらいから、プレッシャーというか、優勝争いしているな、という感じはあった」と、自覚しながら15番でフェアウェイから左奥にくっつけたバーディパットは1メートルもなかった。
リョウ越えの最年少優勝で、50回大会にコータの名前を刻む目前に迫っただけに、17番パー5でもしっかりとチャンスを作って入った18番が悔しい。
「バーディを狙いに行った」というフェアウェイからの2打目は、「ピンを狙って体が浮いてしまって、右に行った」と、手前のラフに。
「アプローチを入れるしかない」という状況を作ってしまった。
岩﨑に並ぶチップインも実現せず、せっかくうまく寄せたパーパットも逃してボギーで敗戦した。
「初めてこうして最終組で最後まで優勝争いできたのはよかったですが、やっぱり悔しいです」と、思いがあふれた。
「次にチャンスがあれば優勝したい」。
来年の輪厚は23歳。
リョウ越えのワンチャンスは残っている。