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日本オープンゴルフ選手権 2024

難しいからこそ燃える。平田憲聖が日本タイトルで挑む年少の年間5勝

主催の公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)によると、今年は夏の猛暑と長雨で、想定以上に芝が生育したようで、ところによっては200ミリを超える箇所もあるそうだ。

今年の日本一を決める難攻不落の舞台に、賞金1位で乗り込んだ。

平田憲聖(ひらた・けんせい)は、雨中で今週最後の事前下見を終え、「ラフに入れたらすぐボギーを打つ。フェアウェイからしかチャンスはない。経験したこともないくらいに難しい」と、タフなコースセッティングに警戒を強める一方で、「我慢強さが自分の強み。それを活かして頑張りたい」と、静かに意気込んだ。


きょうは歴代覇者で日本一曲げない稲森さんと練ランしました


本大会は、アマで出た大阪学院大時代の2021年と合わせて2回出て、昨年は8位タイ。

「とにかくショットをラフに入れないのが一番。毎日アンダーパーでプレーするのは現実的ではないですけど、4日間通算でアンダーパーなら良い位置にいられるのでは。1桁前半が優勝スコアになるかもしれません」。

昨年の「日本プロ」ではその年、初優勝から2勝目を飾っており“タイトル戦”の戦い方は心得ている。

今度は“オープン”で、自身2度目の日本タイトルなら、尾崎将司の26歳277日を抜いて、最年少での年間5勝を達成する。

「“日本オープン”というタイトルはみんな欲しくて取り組んでいると思いますし、僕もそのひとり。毎年セッティングが難しいですし、すべてにおいて優れていないと優勝はできない。その点でも勝ちたい気持ちが強い」。

目下賞金1位は手ごわいからこそ燃える。

昨季の賞金王で、同学年の中島啓太(なかじま・けいた)が主戦場の欧州・DPワールドツアーからいったん帰国し、今年4月の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」に次ぐ今季2度目の日本プレーで、初タイトルをにらむ。

きょうあたり一緒に練習ラウンドしたり、食事をしたいねと話していたが、お互い予定が合わなかった。

「でも啓太とはちょくちょく連絡を取っていますし、僕が勝つたびにおめでとう、と送ってくれます。今週もちょっと話して、向こうでもいつも成績をチェックしているよ、と」。

今季4勝の勢いを、今週は生で実感してもらう絶好の機会だ。


久しぶりの2ショットです~

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