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ファイナルQT下関ゴールデンゴルフクラブ 2024

大記録に向けて海老根文博が首位タイ浮上!

49歳の海老根文博が4アンダー68でラウンド。通算14アンダーで首位タイに立った。年齢的には今回のファイナルQTの出場選手の中では棄権した増田伸洋に次ぐ2番目の年長者となる。茨城県水戸市出身で、ツアープレーヤー転向は1998年。これまで一度も年間の優先出場資格、いわゆるシードというものを得たことがない。ただ、試合には出続けているイメージで、賞金シードを獲得したことがないのが不思議なくらいだ。

仮に明日の最終日に優勝を飾ると、年間出場権初獲得の年齢としてはこれまでの井上久雄、S・ジンの45歳という年長記録を更新することになる。

ただ、当の本人は「まだ決まったわけじゃないですから。明日がまだあるので。ゴルフは何があるかわからないですから」と、淡々とした様子。

 

この日は強風かつ寒さが厳しい、難しいコンディションの中でスコアを4つ伸ばした。加えて7番ホールでホールインワンを達成している。にも関わらず、ホールインワンの記録用の写真撮影の際にも「俺はそんなキャラじゃないから」と笑顔を見せるわけでもなく淡々と撮影に応じていた。

ただ、それも「らしい」ところと言える。ゴルフに派手さはないものの、気がつけばリーダーボードに名前がある。そんなイメージでとにかくゴルフ力が高い印象があり、厳しいコンディションになるほど地力を発揮するタイプ。

明日の最終日も、おそらく厳しい寒さになりそうだが、そんな状況になるほど強さを発揮するのが海老根のゴルフなのだ。

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