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東建ホームメイトカップ 2025
よおすけ、源藏、たかのり。改名3選手の今年に賭ける思いは?
2025年春。開幕を前に、登録名変更を申し出た選手は3人。
申請一番乗りは、げんちゃんこと時松隆光改め「時松源藏」だった。
こちらは改名、というよりはそもそも、デビュー時に「隆光=りゅうこう」に変えて登録していたのを、このたび本名の「源藏=げんぞう」に戻してのこと。
昨季の陥落からのシード復帰をかけて心機一転の気持ちもあるが、それより大きかったのは海外遠征時の入国審査で、手間取ることが多かったのが要因だそう。
それに「隆光」を名乗っていた時代も、あだ名は本名由来の「げんちゃん」だったため、不思議に思ったファンからの問い合わせも多々あり都度、説明の手間からも解放される。
ファイナルQT(13位)から出直しを図る今季の目標は、もちろん7年ぶりの「優勝」。“正真正銘のげんちゃん”が、原点回帰の通算4勝目を掲げた。
また、プロ18年目の塚田陽亮(つかだ・ようすけ)は、「塚田よおすけ」への改名を決めた。
欲を言ったら、「よおすけ」の「お」は小さい「ぉ」にしたかったそうだが、そこは諸所の事情で“却下”された。
でも、いずれにせよ「“よおすけ”って。なんか印象が柔らかいじゃないですか。見た目が怖いって、よく言われちゃうのでそうじゃないんだよ、というのを名前からね」と、裏事情を解説した。
ただ、ひとつ誤算はいちど登録名を変更したら、規程によりその後5年は変更ができないことだ。
「知らなかったのよ…」と、苦笑し「今年40歳。45歳になってもこれか…と言われないように」。
ソフトな印象と共に、若々しさを保つのも今後の課題となりそうだ。
そして、最後の改名プロは「小西貴紀」あらため「小西たかのり」。

塚田と同様に、名前の平仮名表記への変更だが、小西の場合は、「スコアボードで名前を見つけやすくする」のが意図という。
「応援してくださる方に、見つけていただきやすいように」との配慮は、日々のスコアでより強調することもできる。
プロ13年目の改名元年。
「良いスタートダッシュがしたいですね」。開幕戦のリーダーボードにさっそく名前を載せ、新名を際立たせたい。