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ダイドードリンコ静岡オープン 2002

今週は、初日からアクセル全開だ。

 この日午前中の浜岡は、強風の吹き荒れた前日水曜日とはうってかわって、穏やかなコンディション。
 「昨日があれだけ凄かったので、夜も、強風をイメージしたメントレをやったりしたんです。だから、ちょっと頭が疲れすぎていたかな」と、出だしこそ、集中力を欠いたが、14番、170ヤードのパー3で左端カラーから10メートルのバーディパットを決めると、「10くらい行けそうな雰囲気が、漂ってきた」と、がぜん、やる気モードに。後半1番からの4連続バーディにつなげた。

 相手にも恵まれた。
 尾崎将司とのラウンドで、「良い緊張感を持ってできた」。
 普段は強気な谷口が、「畏れ多くて、こちらからは話し掛けられない」と話すほど、尊敬する大先輩。その尾崎の前で、「これまで、ヘタなゴルフは、したことがない」という“相性の良さ”は、この日も例外ではなかった。

 最終9番で、2メートルのパーパットを外し、先週3日目の3番ホール(インスタート)で叩いて以来、実に42ホール目の「久々のボギー」としたが、7アンダーの65は、首位タイ発進。
 「今日が良かったからといって、明日になれば、過去のこと」と、浜岡の風への警戒心は解かないが、「限界は感じずに、ひとつでも差をつけていくつもり」と、谷口。
 「そして最終日には、10打差くらいつけていたら、気持ちいいんだけど…(笑)」と、早くも、ぶっちぎりでの2週連続V宣言を、匂わせている。

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