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三井住友VISA太平洋マスターズ 2007
丸山大輔「また頑張ろうという気持ちになった」
インに入って11番パー5で、右のカラーから3パットのパーに終わって勢いが止まってしまったが、通算6アンダーに「初日は1アンダーで予選通過もできるかな、という感じだったから。今日は良いゴルフ」と、満足そうに振り返った。
2年目の米ツアーは9月中旬までのフェデックスカップでペースが掴みきれず、シードは秋のフォールシーズンに持ち越された。残り7戦で起死回生を図ったが、結局賞金ランクは準シードぎりぎりの149位。
このままだと来年は10試合程度しか出場できないため、翌週のダンロップフェニックスのあと舞い戻り、ファイナルQスクールに挑戦する予定だ。
「シーズン中盤はもうイヤだ、と思っていたけれど。フォールシーズンで、自分でも納得できるゴルフが出来たからまた頑張ろうという気持ちになった」。
Qスクールで上位30人に入ればかなりの出場が見込めるだけに、「なんとか食い込みたい」と張り切っている。
一方日本ツアーでは今年から、海外のシード選手は年間3試合に出場すれば、義務試合が免除されることになった。今季これが5戦目となる丸山はシード権の賞金ランク上位70人の次点にカウントされることがすでに決まっているが、その優先順位では日本のフル参戦は難しい。
それだけに「賞金シードに入って、もっと上の出場権を確保しておきたい」と考えている丸山にとって、今週こそ大きなチャンス。
「明日から、さらに上を目指します」。
現在賞金ランク81位からの大逆転を狙っている。