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第12回全国小学校ゴルフ選手権 横尾要カップを開催

12月27日(水)、茨城県の静ヒルズカントリークラブで『第12回全国ゴルフ選手権 横尾要カップ』が行われた。

全国小学校ゴルフ連盟と報知新聞社の主催、日本プロゴルフ協会と日本ゴルフツアー機構(JGTO)が後援する今大会は、年3回の開催を重ねてこれで12回目(4年目)を迎えた。

前夜から降り続いた記録的な激しい雨と強い風により、コースコンディションの悪化が危惧された。
だが、早朝からコース管理スタッフの懸命の復旧作業の甲斐あって無事、予定どおりのスタートとなった。

今大会は文字通り、ジャパンゴルフツアーメンバーの横尾要が大会ホストプロとして参加する。
出場139人のジュニアたちへのアドバイスや、表彰式のプレゼンテーターなどを務めるが、今回は来季ツアーメンバーの資格を取得した篠崎紀夫(=写真中、左)も競技委員として参加し、大会を裏側からサポートした。

今大会の各カテゴリーの3位までに入賞したジュニアには、それぞれのメダル(金・銀・銅)と横尾のクラブ契約先ブリヂストンスポーツ社から、JGTOを通じてボールが贈られた。

表彰式では、入賞したジュニアたちと記念撮影やサインに応じた横尾。

ツアー屈指のクールガイは、試合中にあまり笑みを見せることはない。
その選手が、屈託のない笑顔を振りまいて子供たちを喜ばせていた。

今大会は、父兄がキャディとして参加できる試合でもある。
「大会を継続していく事で、親子の関係がより深くなりますように」と願う横尾は、最後に子供たちに「ゴルフだけではなく、勉強や親孝行もするように!」と締めくくった。

そして、開催コースの静ヒルズカントリークラブの設計者でもある中嶋常幸からは、こんなメッセージが届いていた。

「ゴルフを楽しもう!ゴルフを通じて友達を作ろう!」。

子供たちには、輝かしい未来がある。
だからこそ今は、結果ばかりを求めるのではなく、まずは純粋にゴルフを楽しむこと。
そこから広がっていく人の輪を大切にする心を育んでいこうという中嶋の思い。
それはもちろん、ホストプロの一番の祈りでもあった。

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