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日本オープンゴルフ選手権競技 2007

ルーキーの松村道央が単独9位

先週のチャレンジトーナメント「PAR 72 チャレンジカップ」で初優勝をあげた松村が、この難コースで踏ん張っている。この日は再三フェアウェーを外し、ほとんどチャンスが迎えられないまま終わった苦しい内容にも、3オーバーと粘り、通算2オーバーは単独9位タイで最終日を迎える。

7月にデビューしたばかりで、これがツアー4戦目にしていまだ予選落ちなし。しかも、サン・クロレラクラシックで初日9位タイ。
ANAオープンでやはり初日に単独首位。
コカ・コーラ東海クラシックで8位タイといずれも好スタートを切っているが、決まって2日目以降に崩れるパターンが続いてきた。
「二度と二の舞は踏みたくない」。
強い決意で臨んだ初出場の日本一決定戦で、最終日を前に上位陣にどうにかかじりついた。

現在、約470万円稼いで賞金ランキングは86位。
大会独自の予選会を勝ち抜いて出場権勝ち取った優勝賞金2億円の今大会は、ルーキーイヤーにして初シード入りのビッグチャンスだ。
トップ5に入れば、600万円あまりを上乗せできる。
「上とは離れてしまったけれど、明日は少しでも追いつけるように。先週、優勝した勢いで頑張ります」と、気合を入れた。

松村道央まつむらみちお
1983年7月22日生まれ。埼玉県出身。父親の影響で10歳からゴルフを始める。中学、高校と栃木の佐野日大ゴルフ部で活躍。名門・日大に進み、4年時の2005年に日本学生ゴルフ王座決定戦を制した。
2006年にプロ転向。学生時代から2度目のQT挑戦でみごとファイナルに進出し、ランクは55位。
その資格で参戦した7月の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」でデビュー戦を飾り、初の決勝進出で69位につけたのをかわきりに、4試合連続の予選通過を果たしている。
身長172センチ、体重62キロ。得意クラブはドライバー。趣味は野球とスキー。

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