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東建ホームメイトカップ 2006

地元勢が奮闘!!

今年、会場を岐阜県の東建塩河カントリー倶楽部に移したジャパンゴルフツアーの開幕戦『東建ホームメイトカップ』。
いよいよ最終日を前に、地元勢が存在感をアピールだ。

9位タイの上田諭尉(=写真上)は大垣市、12位タイにつけた今野康晴(=写真中)は恵那市出身。
出身は和歌山県だが、地元・法仙坊ゴルフ倶楽部に所属し、今は市内に住むディフェンディングチャンピオンの高山忠洋も首位と6打差の16位タイにつけ、まだまだチャンスを残している。

今野は今週ずっと「調子が悪い」を繰り返している。
スイングのフィーリングが良くないらしく、「とても前向きなコメントが言えそうにない」と顔をしかめっぱなしだが、賞金王・片山晋呉がいない今週は、昨年の賞金ランク2位の今野が“2005年最強の男”ということになる。

最終日こそ、その実力とプライドを発揮したいところ。
関係者から、今週トップ10入りできれば世界ランクも上がるのではと言われている。
「明日はなんとか10位内に食い込みたい」と気合を入れている。

高山はアジア・ジャパン沖縄オープンの優勝者でもある。同大会は昨年12月の開催ながら、今シーズンの賞金ランクに加算される。
現在、2006年度の賞金ランク1位を走る高山には連覇と、2試合連続優勝がかかっている。
その記録を前にして、このままでは終われない。

この日は地元ファンの声援のみならず、師匠の熱い激励もあった。
高山が研修生時代から世話になっている石井裕士プロ(=写真下、右)が、先月病いに倒れながら弟子の応援にと、わざわざコースに駆けつけてくれたのだ。

病院を見舞って以来、久しぶりの再会に師匠の体調を気遣いつつ、発奮。
68でまわって前日の27位から浮上して、「希望の光が見えてきました。開幕戦はいつも悪くないので、残り1日頑張りたい」。
師匠の恩に報いたい。

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