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東建ホームメイトカップ 2008
手嶋多一「お前こそ、空気読めよって感じです」
「(スコア)ボードを見て突然攻めなきゃ、みたいになって…」。
動揺が、プレーにもろに出た。
15番でわずか1メートルのパーパットを外した。
「あのボギーが痛かった」。
そんな手嶋の様子を見ていた石川は、「手嶋さんほどステディでさわやかなプレーをする人でもああなってしまうんだなって。怖くなってしまった」と、感想した。
優勝争いのプレッシャーがどういうものかを、16歳のルーキーに身をもって示した1日に「開幕ダッシュと行きたかったけど・・・。まだ始まったばかりですし、またそのうち遼くんと最終日最終組で回りたい」と手嶋。
首位タイに並んだ前日3日目、石川の優勝を願う選手会長の宮本に「空気を読め」と言われたが、「お前こそ、空気読めって感じですよね」と、最後はいつものジョークで悔しさを包み隠した。