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東建ホームメイトカップ 2008

手嶋多一「お前こそ、空気読めよって感じです」

前半は、ソツのないゴルフで同組の石川を圧倒していた手嶋だったが、12番を過ぎて突然の乱調。ショットが、右へ右へと曲がりはじめた。宮本が1打差まで迫っていた。
「(スコア)ボードを見て突然攻めなきゃ、みたいになって…」。

動揺が、プレーにもろに出た。
15番でわずか1メートルのパーパットを外した。
「あのボギーが痛かった」。
そんな手嶋の様子を見ていた石川は、「手嶋さんほどステディでさわやかなプレーをする人でもああなってしまうんだなって。怖くなってしまった」と、感想した。

優勝争いのプレッシャーがどういうものかを、16歳のルーキーに身をもって示した1日に「開幕ダッシュと行きたかったけど・・・。まだ始まったばかりですし、またそのうち遼くんと最終日最終組で回りたい」と手嶋。

首位タイに並んだ前日3日目、石川の優勝を願う選手会長の宮本に「空気を読め」と言われたが、「お前こそ、空気読めって感じですよね」と、最後はいつものジョークで悔しさを包み隠した。

  • 1打差で迎えた18番でアプローチを寄せきれず、思わず肩を落とした・・・
  • ホールアウト後、チャンピオンと握手を交わした手嶋(左)。「お前こそ、空気読んでよ」と宮本に言いたかった?!

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