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JCBクラシック仙台 2002

< 上位選手のトピックス&コメント > 「“仕事”を精一杯やり遂げる」

絶好調の久保谷健一、首位タイでまたもやVチャンス
 今年30歳。
 それを区切りに、「冷静に物事を判断できるようになった気がする」と久保谷。
 たとえばこれまでは、立て続けに3回目、ミスをしたら、怒って、ゲームを投げていた。
 それが今は、「4回まで、我慢しよう、と。それを繰り返すうち、おおらかになってきた。嘆き、怒りが消えて、“そのうち、どこかでミスも取り返せるだろう”と、思えるようになってきたんです」
 年を重ねることで、「大人になってきたのかな」と、笑う。

 ショットの調子は、万全とはいえないが、かわりに、パットでしのげばよい、という心の余裕もある。
 この日3日目は、6バーディノーボギーの64、ベストスコアタイでまわって首位タイ。
 日本プロ、マンシングウェアオープンKSBカップで成し遂げた2週連続Vに続き、またもやVチャンスだが「明日は、優勝しようが、5位だろうが、10位だろうが、気にしない。とにかく、“仕事”を精一杯やり遂げるだけ」と、久保谷に気負いは、まったく見られない。

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