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日本オープンゴルフ選手権競技 2001

「今日の夜は、眠れなくなりそう」

 “2勝目の壁”を破れずにいる、手嶋多一が首位に立った。
 予選2日連続でボギーとしている最終18番は、「7番アイアンで思い切り振りぬいて」ピン手前3メートルにつけ、2位以下を、2打引き離すバーディフィニッシュ。
 「まだ3日目なのに・・・ちょっと早いですね。今日の夜は、眠れなくなりそう(笑)」

 難コースを前に3日間、「守りながら攻める」姿勢を、貫いている。
 「おかげで、今週まだ、ダボを打ってないんです。・・・ダボを打ちそうになったら、僕、すごい守りに入っているし・・・(笑)」

 66回の歴史を持つ、日本オープン。手嶋が生まれる、40年も前から開催されている伝統の大会の、タイトルの重みは重々承知だ。
 「ここで勝つって・・・なんか、すごすぎてイメージが沸かないけれど・・・。誰かと、競り合うというより、コースが相手。明日も、自分で設定したスコアを目標に、一生懸命やるだけです」
 設定したのは、1日で2アンダー。「通算8アンダーまで伸ばせることができればきっと勝てる」としている。

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