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宇部興産オープン 2001

「運も実力、と思うタイプじゃないけれど・・・それがなければ勝てないのも事実」(単独首位の手嶋多一)

 12番、548ヤードのパー5。
 右にプッシュアウトしたティショットはカート道を跳ね、グリーン手前190ヤード地点まで転がった。この日は土砂降りの雨。普段なら260ヤード以上は残り「絶対に届かない」グリーンを、4番アイアンで捕らえ、2パットで楽々バーディ。
 「超ラッキーでしたね」と、照れ笑いの手嶋。
 ほかにも、ピンチを切り抜けた10番、11番など「僕のゴルフはラッキーばっかりで・・・」と恐縮するが、それでも、「ラインを消して、強めにヒットするタイプ」というパッティングスタイルと、ここ江畑池のグリーンとの相性のよさを挙げ、「コースと、合う・合わないもその人のラッキー、アンラッキーにつながっていくことがある。運も実力、と思うタイプじゃないけれど、それがなければ勝てないのも事実ですね」と、真顔になった。
 通算17アンダーで単独首位とはいえ、ゲームは、4打差8位までに11人がひしめく混戦状態だけに「明日も守りに入らず、みんなと一緒にガンガン伸ばしていく」と、バーディ合戦も、受けて立つつもりだ。

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