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東建ホームメイトカップ 2006

QT組が奮闘!!坂倉俊哉が、自己ベストの11位タイ

チャンピオンのパースキー、2位タイの上田諭尉ら、QT組の活躍が目立った今年の開幕戦。自己ベスト順位となる11位タイにつけた坂倉(さかくら)俊哉もやはり、ファイナルQTランク31位からの参戦だった。

最終日は、「学生時代からあこがれだった」というジャンボ尾崎とのプレー。数ホールでジャンボより遠くに飛ばし、そのたびに「お前のボールは、傾斜で転がった」などと闘志をむき出しにされながら、それを良い緊張感にして戦った。

最終18番こそ第2打のライが悪く、グリーン奥に打ち込んだものの、この強風の中、ボギーはその1ホールにとどめて66でホールアウト。

この週は、コーチの中井学さんがキャディをかって出てくれた。「おかげで、安心してプレーすることができた」。何度も何度もその手を握り、感謝の言葉を口にした。

昨年10月、ティーチングプロの父・俊則さんが病いに倒れた。
かつて、キャディをして支えてくれた父も、今では松葉杖の生活を余儀なくされている。
2年ぶりにツアーの出場権を取り戻した今年は、交通や宿泊の手配など、マネージメント業務を任せているが、「本当は、僕のバッグを担ぎたかっただろう」。そう思うと切ない気持ちになると坂倉は言う。

「だから、今年はできるだけたくさん良い報告ができるようにしたいと思っていました。開幕戦から、いきなりそれが叶って嬉しい!!」。
父のためにも、このまま波に乗って今年はぜひ、初シードといきたいところだ。

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