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住建産業オープン広島 2001

▼ 大会みどころ&コースセッティング 今年の八本松、そして住建産業広島オープン

大木徹JGTO競技運営ディレクターが解説

 「おなじみとなった八本松コースは、その名のとおり、各ホールが松林にセパレートされた林間コース。
 各所に“空中のハザード”があり、木々を越えていける高めの弾道と、精密なコントロール性が、要求されるコースです。
 その、もともとの戦略性に加え今年は、たとえば比較的、距離の短いホールのフェアウェー幅を若干、狭めるなど変化を持たせました。
 グリーン上は、コンパクション(硬さ)12〜13、スティンプメーター(スピード)10〜11フィートを記録し、この梅雨時期にしては、非常に頃合の良い状態を保っています。
 加えて、総距離がそれほど長くない分、グリーン周りのセッティングに変化を持たせ、またピン位置に工夫するなど、グリーンに近づくほど、より繊細な技が要求されるような設定を考えております。
 ここ広島県では、4月に大きな地震が起きており、ここ八本松も、グリーンが馬の背状に隆起するなど、被害を受けましたが、コース管理課のみなさまのご努力で、ほとんど、以前のベストな状態まで復旧しております。
 今年の八本松に、また役者がそろいました。
 ディフェンディングチャンピオンの深堀圭一郎をはじめ、過去7勝(大会は9勝)と相性抜群のコースで、今季初Vを狙うジャンボ尾崎、昨年度賞金王の片山晋呉、地元・広島県出身の田中秀道や先週2年半ぶりの優勝を挙げた宮本勝昌など、トッププレーヤーたちが集います。
 また、今週の大会終了後に、ファイナルQTランクのリランキングが行われますので、一発逆転でランク上位入りを狙う予選会選手たちの水面下での争いもあります。
 梅雨時期の不安定な天気の中ではありますが、今週はぜひ、八本松に足を運ばれ、選手たちの熱戦をお楽しみいただきたいと思います。

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